本物力を見極める目を持つことが大切とは?

本物力を見極める目を持つことが大切とは?

何年か前に、良く聞いた言葉があります。

 

ビズネスを行う場合、

 

「良いものを作れば売れるのか?」

 

それとも、

 

「売り方が大事なのか?」

 

一度は、聞いたことがあるフレーズではないでしょうか?

 

 

そして、多くの場合が、「良い物を作ったからと言って売れるわけではなく、大切なのはマーケティングである。」と結論付けています。

 

要は、売り方が下手だと言うことですね!!

 

 

確かに、欧米企業に比べて日本企業は、売り方は下手だなと感じることはあります。

 

まあ、職人気質の国、ニッポン!!ですからね・・・。

 

ごもっともな言葉ではあります。

 

 

ただ、こうしたやり取り自体が、日本だからこそ成立するとも言えます。

 

つまり、

 

日本企業の製品は、品質が良いことは当然の前提となっており、その上で売り方が上手ければもっと売れるに!

 

と言うのが正しい表現なんだと思います。

 

 

 

消費者目線になって考えてみれば、分かりやすいかもしれません。

 

例えば老舗デパート衣服を買おうとした場合、買い手としては衣服の品質が保たれていることは当然のことと考えますよね!

 

その上で、これは例のCMで広告してたものだな!

 

とか、

 

デザインはどうかな?

 

とか

 

ブランドはどこのものかな?どこの国の服なんだろう?

 

などと考えたりしながら購入することになります!

 

繰り返しになりますが、老舗デパートで売っているんだから、製品の品質が保たれているのは当然のことと考えているわけです。

 

ですから、そこにプラスアルファーの部分を、ある意味楽しみながら購入するのです。

 

 

これは、日本だからこそ成り立つ考え方で、言葉が悪いですが国が変われば、そもそも品質が良いかどうかと言うのが大前提になって来ます。

 

幾ら見てくれが良くても、直ぐに破れてしまう服では困ってしまいます。

 

そう言った品質に不安がある場合は、まずは品質が良いことを見極めたうえで、デザインなどを検討することになるのです。

 

 

 

昨今のように、世の中に物があふれ競合が増えてくると、マーケティングなどの売り方だけで誤魔化しがきかなくなって来ます。

 

そして、短期的には儲けが出ていたとしても、いずれ化けの皮がはがれ価値を提供していないものは淘汰されて行きます!

 

今後は、益々世界的に流通が整備されて、隅々まで商品が行き渡るようになります。

 

また、インターネットの浸透に伴って情報の格差が減り、情報もいきわたるようになります。

 

そうなると、その傾向は更に増していくものと考えます。

 

先ほどの例では、「品質面」にフォーカスして説明しましたが、売り物の「価値」とか、「本物力」言ったものが重要視されるようになって来るのです!!

 

 

例えば、こういったホームページであっても、その傾向は顕著です。

 

ホームページ作成業者は、グーグルなどの検索サイトで上位に表示されるように、日々血眼になって対策を行っています。

 

しかしグーグルは、単純に上位表示のみを狙った中身の乏しいサイトは、上位から振り落すアルゴリズムへの変更が顕著になっています。

 

要は、こうしたホームページであっても、読み手に取って意味のある本物のコンテンツを持ったサイトは上位に表示してあげるけど、中身のないコンテンツはいりませんよと言っているわけです。

 

 

若干話がそれますが、私もこのホームページで記事を書くにあたっては、自分の経験などから生じるオリジナルの考え方を表現することを重要視しています。

 

検索サイト上位にくるような、いわゆるSEO対策は殆どしておらず、ある意味昔気質の職人気質のような考えでホームページを作っています。

 

コンテンツの内容と、いわゆるマーケティング(SEO対策や集客など)を両立すれば良いのでしょうが・・・。

 

 

 

話を戻します!

 

今後、投資であってもビジネスであっても、世界を含めて対処していく必要があります。

 

例えば投資であっても、投資先は国内だけにとどまらず、海外企業も含めて分析が必要となってきます。

 

またビジネスであっても、海外製品を輸入、販売することもあるかもしれません。

 

それらの場合、日本の企業のように、品質が担保されていると言う固定概念は、一度捨てる必要があります。

 

そして、固定概念も世界標準に合わせ直す必要があるのです。

 

 

果たして、この企業の製品、コンテンツなどは、売る・買うに値する物なのだろうか?

 

こうした、本物力を見極める目を持つことが、今後益々求められる世の中になっていくのは間違いありません。

 

 

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