著名投資家であるジム・ロジャーズについて

著名投資家であるジム・ロジャーズの魅力とは?

投資をする方ならば、ジム・ロジャーズを知らない方はいないかと思います。

 

私も、バフェットやグレアムなども好きではありますが、何と言っても好きな投資家といえばジム・ロジャーズになります。

 

 

まだ、ご存知ない方のために軽く触れておきます。

 

ジムロジャーズは、世界を旅しながら投資を行ったということで有名な投資家です。

 

 

ジム・ロジャーズは、ジョージ・ソロスに出会ったことがきっかけで、1973年クォンタム・ファンドを設立します。

 

クォンタム・ファンドは10年の間に3365%のリターンを得ます。

 

しかし、クォンタム・ファンド運営の考え方に違いが生じたためジョージ・ソロスと袂を分かち、1980年にクォンタム・ファンドを去るとともに仕事を引退することになります。

 

その後、彼は2度ほど、世界中を旅をしながら投資を行うことになります。

 

一度目は、1990年-1992年頃になります。

 

オートバイで世界6大陸に渡って65,065マイルを走破し、ギネスブック記録もされています。

 

そして2回目が、1999年-2002年頃になります。

 

こちらは、メルセデス・ベンツで116カ国を走破し、総走行距離は、245,000キロメートルにも及んでいます。

 

 

これらの世界中を旅をしながら、それぞれの国について触れつつ、どのような投資を行ったかについては、彼の著書に詳しく書かれてます。

 

本当に勉強になりますので、まだ読まれてない方は、是非読んでみて下さい。

 

冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行 (日経ビジネス人文庫)

 

 

冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫)

 

 

 

本を読んでいくと、気付かされるのは、物事の本質を見抜くことの大切さです。

 

彼は、投資を行う時に「価値があることを知っている」と言うまでは何もしてはいけないと言っています。

 

要は、価値があると思うと言うレベルではいけないと言うことです。

 

 

そのため、ある国に投資をしようとする場合は、雑誌や新聞を読むだけでは足りず、実際に現地に赴いて調べます。

 

時には、ブラックマーケットを調べることもあるようです。

 

確かに、ブラックマーケットがある時点で、その国に何らかの問題があるわけです。

 

その理由を突き止めれば、その国が抱えている問題が明らかになります。

 

そして、それがいずれは解消される可能性が高いのであれば、マーケットも改善される可能性も高まります。

 

このように、物事の本質を自分の目で見定め、自分なりの結論を導き、人に流されることなく投資を行うからこそ、このような成功を導き出すことが出来たのだと思います。

 

 

どんなことでも言えることですが、人と同じことを言っているだけの意見は余り面白味は感じません。

 

その人なりの根拠に基づき導き出した考えは、実際に正しいのか正しくないのかはさておき、非常に参考になりますし価値がある意見だと思います。

 

その意見に対し、自分なりの考えを持てば良いわけで、世の中全体でそのようなブラシュアップを図って行けば、世界全体では新たな考えが生み出される契機にもなり得ます。

 

 

そしてジム・ロジャーズは、今はシンガポールに住んでいます。

 

2007年から移住しています。

 

彼のジム・ロジャーズ中国の時代の本にもあるように、これから先はアジアの時代、とりわけ中国の時代になると推測しているようです。

 

それらの理由もあり、アジアの「ハブ国」であるシンガポールに住み、娘には中国語を学ばせているようです。

 

彼の言うとおり、中国の時代になるのかは分かりません。

 

しかしながら、中国のみならず、東南アジア諸国やインドなども含め、これらの国々が注目度をまして来てるのは事実だと思います。

 

 

この先、どのような世界情勢になっていくのか、事実は誰も分かりません。

 

しかし、1つの国で起こった出来事から、世界のマーケットにどのような影響を与え、またそれらがその先の時代にどのような影響をもたらすのかを、自分なりに推測することは可能です。

 

そして、それらを実際に自分の目で見て確かめると言うのが重要なのだと思います。

 

 

どうしても日々の仕事などから時間が取れず、実際にこうした足を運んで見て感じるということが出来なかったりします。

 

ある程度はやむを得ないと思います。

 

でも、観光である国に行った時に、ただ観光を楽しむだけでなく、ちょっと違う視点でそのマーケットを見るだけで、そこから学べることは大きく違ってくるのだと思います。

 

 

 

少し視点や見る範囲を変えるだけで、もたらされる知識はびっくりするくらい変わるものです。

 

物事の本質を見抜くこと。

 

それを大局的な観点判断し、自分なりの意見を導き出すこと。

 

そして、人に流されることなく、導き出した結論を実行すること。

 

ある意味、当然なことではあります。

 

でも、これらのことが如何に大切かと言うことをジム・ロジャーズは改めて感じさせてくれる、魅力ある投資家だなと私は感じています。

 

 

 

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