サラリーマンの投資を通じた経済的自由の達成方法について

オニールやミネルヴィニ等のモメンタム投資と割安株投資について思ったこと

今回は、モメンタム投資と割安株投資について思うことについて触れてみようと思います。

 

私も投資を始めて、かなりの月日が経っていますが、基本的なベースは「割安株投資」と「逆張り投資」だと思っています。

 

一番好きなのは、市場がが悲観や熱狂する中で、淡々と価格と価値に大きな歪が生じているものを探し、市場の方向性が見直され価格が価値に見合うまで保有するというスタンスです。

 

と言うとなんだか難しそうですが、相場が悲観的な時は、言ってみれば「10枚のくじが入ったボックスがあったとして、7枚は当たり!外れは3枚!」みたいな状態となっています。

 

若干、大袈裟ですが、、

 

ただ、市場が高騰化している時と比較すると、相当の確率で当たりが引けます。

 

まあ当たりの中にも、20%増加のくじ、50%増のくじ、2倍のくじ、などがありますから、どれを引けるかはその人の腕次第にはなりますがが!

 

あとは自分を信じてくじさえ引けば良いのですが、このような状況になると、なぜか皆くじを引くのをためらいます。

 

とは言え、このような状況は10年に1回あるか無いか位しか訪れてくれません!

 

そのため、海外株式を物色したりするのですが、昨今は海外市場との連動性が高く、高騰するときは全世界的に高騰し、下落するときも同様に連動して下がることが多くなってしまっています。

 

となると、株式は諦めて、商品(ETFですが)や為替などの物色を始めるのですが、このレベルになると分析が困難すぎて、かなり運要素が強くなってきてしまいます。

 

まあ私も、2016年度は原油のETFをドンピシャのタイミングで購入出来たものの、分析に自信を持てず、リスクを鑑みて満足のいくボリュームを購入することが出来ませんでした。そして、売り時を見誤り、含み益は出てますがまだ持ってます(泣)

 

 

余談はさておき、結果として、株式の上昇相場でも収益を出せる方法がないかなと模索し、投資の幅を広げる意味と、実験を兼ねてちょっとモメンタム投資を試してみたという訳です。

 

若干自分の流儀からは外れるのですが、試してみたのは、オニールやミネルヴィニの新高値をブレイクしたら買いを入れていくという手法ですね。

 

 

で、結果から言うと、

 

う〜ん、これは自分には合っていない!!

 

と言う結論に達しました。

 

ごめんなさい、もう少し結論を引っ張った方がが良かったかもしれませんが・・(笑)

 

 

儲かる、儲からないという前に、結論が正しいかどうかは別として、自分としての一定ストーリー(判断基準)を持ち、そのストーリーに則って売買をするということが出来ない!

 

そんな感じです。

 

すみません、多分わかりにくいですよね・・・!

 

 

例えば割安小型成長株投資の場合ですと、割安となっている成長株を探すことになります。

 

最近の相場でも、ビジネスモデルなどから、今後も収益が拡大していくだろうと想定される会社は見つけることは、まだ出来なくもありません。

 

しかし、成長が見込めるビジネスモデルを有しながら、かつ「割安」という株式を見つけるのは、最近は本当に厳しいなと言うのが実感です。

 

 

市場が悲観的になっている時は、優良な収益構造を備えつつ割安になっている株式が放置されていたりするのですが、最近の場合は、概ね収益の増加は株式に織り込まれてしまっています・・。

 

なので、好業績が発表になっても、織り込み済みの数値が発表されただけで、新味に乏しいとして翌日から株価が下落するなどのことは多々見受けられます・・。

 

そのような状況の中で、割安と言える観点としては、

 

例えば、新たなカタリストとなるべき変化の材料に皆が気が付いていないが、阻害要因があって株価が割安になっているなどがあったりします。

 

例えば後者の場合ですと、本来は1,000円の利益を出せるポテンシャルがあることは、過去の業績発表などからも皆知っている。

 

しかし、阻害要因(ビジネス上の都合)があり、会社が発表した計画値を実現出来ない可能性が生じている。

 

市場も、その阻害要因が、近い将来において解消できるのか出来ないのかが不明であるため、解消できなことを想定した場合の収益から逆算した株価になっているなどがあり得ます。

 

この場合、阻害要因が解決できると自分なりに結論付けることが出来れば、割安と判断できるわけで投資の対象となり得る訳です。

 

現在は、皆が収益機会を虎視眈々と狙っていますので、上記の阻害要因が解消された時は、解き放たれたように株価が上昇していきます。

 

そして、あっという間に本来の想定しうる価値相当の価格に近付くことが多々見られます。

 

 

上記のような投資の場合、「判断が結果的に正しいかったかは別として、自分の出したストーリーに基づいて投資が出来る」という点です。

 

当然ですが、売り時の価格も自分なりに計算(想定)することが出来ますし、仮にストーリーが間違っていた場合は売るという判断を下すことも可能です。

 

しかし、新高値をブレークしたからと言って買っていた場合、正直、「どこで売ってよいか」「どこまでは保有しててもよいか」が、自信を持って判断することが出来ませんでした。

 

そもそも、ストーリーに自信がないので「纏まった数量」を買うことも出来なかったりします。

 

売り時は、「例えば10%下がったら売る」とかルールを決める等もあるかもしれませんが、マーケットの状況が悪くなると売りたい気持ちに支配されたりなど、市場に一喜一憂してしまうようになります。

 

少なくとも私はそうでした・・。

 

マーケットの感情を読んだり、情報合戦でプロも出し抜いて収益を出していく!

 

そう言った心構えや投資スタンスの方は良いのでしょうが、マーケットに翻弄されず価値に重きを置いて投資をしていきたいという人は、中々難しい手法なのかもしれません。

 

私としては、中途半端に自分の流儀に反するものには手を出さず、やはり自分のフィールドで戦うのが良いな〜としみじみ感じました。

 

とは言え、これは私の個人的な感想、かつ、自分の投資スタイルと合っていなかったというだけなので、投資手法自体を否定するものでは全く持ってありませんので、そのことは最後に付け加えておきます。

 

 

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