サラリーマンの投資を通じた経済的自由の達成方法について

経験談12(投資手法を一から見直す)

前回の、経験談11(投資への向き合い方を改める)の続きになります。

 

前回は投資のための会社との付き合い方等について触れましたが、今回は肝心の投資手法を抜本的に見直した経緯等について触れたいと思います。

 

 

因みにですが、これまでの私の投資スタイルは、「景気循環&逆張り&割安株投資」と言ったところだったとおもいます。

 

どんな感じかというと、超不景気のどん底で、持っている現金を全力で株式の現物買いに充てる。

 

そして、それを長期で保有すると言ったものでした。

 

 

直近でいえばアベノミクスの前の野田政権の頃に、持っている資産を全力で株式の現物買いに充てました。

 

選定する銘柄の多くは、

 

 ・今後も利益を出し続ける可能性の高い
  ビジネスの優位性を持っている会社を選定

 

 ・長期保有になるので、潰れなか負債状況当を確認

 

 ・自分で判断した適正価格から大幅に割安である

 

と言った銘柄に集中的に金を投入するというものでした。

 

そして、それを景気が上昇するまでほぼ放置しておくと言ったスタイルでした。

 

確かにこれは全体相場が悲観的な状況で、ある程度利益が確保されつぶれる可能性が極めて低い会社に投資するので、景気の回復と同時に殆どの株式の株価は上がります。

 

そして、景気の回復と同時に少しずつ、頃合いを見て売っていくと言うものでした。

 

 

しかし、この投資スタイルは現時点においては決定的な問題があります。

 

それは、景気が上昇してしまうと、全く投資のエントリーが出来なくなってしまうということです。

 

 

安倍政権が発足する前は、小泉政権もある程度は長期政権でしたが、日本経済は数年サイクルで上下を繰り貸す傾向があり、数年に一度刈り取りを行えるので、ある意味有効性はありました。

 

しかし、現在のような長期で高値圏を推移するような相場が続いてしまうと、保有株式はほとんど売りつくしてしまい、ほとんど現金ポジションになってしまいます。

 

そのような中で、投資だけで経済的に独立できる目標期限を自分で定めたのですが、そこまでにエントリー〜収益の刈り取りを想定すると、ほぼ達成は不可能であることは明白でした。

 

また、従来の投資方法は、仕事の繁忙には適しているのですが、売買が極めて少ない(数年単位)ため、投資ルールの検証がほとんど行えません。

 

そのため、自分の投資手法が向上しているのか不透明です。

 

いや、ほとんど上がってない・・・。

 

 

そのため、投資の手法を一から真剣に再検討をすることにしました。

 

そして日々、

 

 ・長期投資?⇔短期投資?

 

 ・デイトレ⇔スイング⇔スキャルピング?

 

 ・逆張り?⇔順張り?

 

 ・株?⇔為替?⇔その他?

 

 ・インカムゲイン?⇔キャピタルゲイン?

 

 ・ファンダメンタル?⇔テクニカル?

 

 ・損切り? ⇔ ナンピン?

 

 ・材料? ⇔ 業績?

 

 ・資金管理

 

 ・ロット

 

と言ったようなことをを、日々、勉強や模索を続けました。

 

 

また、考えるだけではわからない場合は、少なめの金額で試験的に投資やトレードを行って、検証も続けました。

 

従来では、短期投資は行うことは全くなかったのですが、全てを風呂敷に広げて試してみるべきとの考えから、デイトレだけでなく、スキャルピングなども試してみました。

 

具体的なところを、一部触れてみますと、

 

・FXの帰宅後のスキャルピンング

 

→そもそも、遅い時間に帰ってきて、その後に寝る間を惜しんでPCの前に張り付いてトレードをずっとし続けるのは体力的にも不可能と判断した。やってみたら想像以上に精神的な疲労がたまった・・。

 

→小さく勝ち続けて、数回大きく負けた。トレード手法は、工夫することで改善していけるのだどうが、自分には合っていないように感じた。

 

→恐らくは、他社の多くが売買用のソフトとかを使っているのだろう。手入力のエントリーでは遅すぎて、入力した時には価格が変動してしまいエントリー出来ないことが多々あった。しかし、ここはパワーを掛けるて改善すべきところではないと判断した。

 

・テクニカルトレード

 

→そもそも仕事をやりながらのデイトレは困難であった。外回りとかもあるのでその合間でやったが、継続していくのは困難であると判断した。

 

→エントリーや売却の根拠が明確化出来なかった。支持線とかチャートの波形とか諸々言われたところで、例えば支持線は超えることもあれば超えないこともある。また波形に合致するからと言って売りだ買いだと判断するには、根拠が曖昧で、少なくとも自分の中で明確に投資をするための根拠を確立できなかった。

 

・順張りのトレンドフォロー

 

→材料が出たときに、一気に噴き上げてしまう。更に相場が始まった際の寄りつきが、一気に自分の中の想定価格を上回ってしまい、思うような価格で購入できないことが多くあった。

 

→新高値ブレークダウンと言った手法は、相場全体が上昇している際は良いが、下落に陥った場合のリスク管理を考えるとリスクが高く感じられる。

 

→ただ、小さな額で検証したところ、短期で一定額の利益は得られたが、上記理由等からこの手法も除外した。

 

 

上記は、ほんの一例に過ぎないが、ひたすらこう言ったことを日々考え、検証を重ねて行きました。

 

で、結局、ある程度自分の中で固まってきた考え方ですが、、、

 

 ・小型、割安、成長株投資 
 ・中長期 (& 短期投資)
 ・ファンダメンタル
 ・逆張り
 ・逆指値の機械的な損切(但し、一定幅を持たせる)

 

と言ったところでしょうか。

 

勿論、もっと細かく整理してますが(笑)

 

 

まず、会社規模もそれまでは一定規模以上の銘柄を中心に選んでましたが、こちらは小型株にシフトしました。

 

巨大企業になると、異なるセグメントを幾つも保有しており、株価に与える要素が多すぎて適正価格や将来の利益を予測するのが難しくなり、分析が困難となるからです。

 

また、小型株の方が出来高が小さいので、プロが参入する可能性が低く、ミスプライスが起こりやすくなります。

 

なお、小型株は出来高が低い銘柄が多いのでエグジットは難しくなるのですが、ここは保有期間を長くすることで、エグジット機会を増やし、また若干の頭と尻尾を捨てることで対処するようにしました。

 

 

また懸念であった、景気循環という考え方は基本的に優先度を下げ、個別企業そのものの株価の位置(低値、高値)をみて、投資の有無を判断するように切り替えました。

 

これにより、景気の循環に係わらず、エントリーが可能となりました。

 

 

順張りと逆張りはかなり悩みました。

 

これまでの投資では、逆張りで実施してきました。

 

逆張りでは、自分が適正株価と判断した価格から、株価が乖離していると判断した際にエントリーすることになります。

 

当然、そこより株価が下回れば更に安全域は広がるため、ナンピンして買い増しを続けるのが、理屈から言うと正しい判断となります。

 

しかし私の場合、明らかに自分の考え方が間違っていたと判断した時には、既に多額の含み損を抱えてしまっており、心理的な甘さから損切りできず塩漬けにしてしまうということ多々ありました。

 

とは言え、大底や天井でピンポイントでエントリーするのは不可能ですし、いつ反転するかを読み切るのも無理です。

 

そのため、一定程度の期間で含み損が生じるのを許容する必要があります。

 

一方で、自分の判断が誤っていた場合は、容赦なく損切をする必要があります。

 

そのため、一定程度の反転のための幅を持たせた上で、損切のための逆指値を設定し、機械的にその値を割り込んだら売却するようにしました。

 

まあ、これは逆張り投資の王道からは外れていると思いますが、自分の精神的な弱さを考えるとやむを得ない措置だと思ってます。

 

因みに、若干話がそれてますが、順張りでトレンドが出てからだと割安時に仕込むのが難しい。

 

材料が出てからエントリーすると、寄りつきで既に暴騰しており、特に小さな値幅を狙う場合は安全域を食いつぶしてしまいエントリー機会を逃す。

 

結局、他人と同じことをするので、プロに勝てない。

 

等々の理由もあり、従来通り逆張りに落ち着きました。

 

 

時間軸ですが、従来は数年単位の投資が殆どでした。

 

しかし、現在は、短期的(数日〜数週間〜数か月)な売買も実施しています。

 

これは業績や新商品、新技術等の発表により、一時的に株価が暴騰や暴落をすることがありますが、こうした材料が出ると株価が想定を超えて変動してしまうことが多々あります。

 

こうした適正価格との乖離をみつけて、適正化価格になるまで保有するといったものです。

 

その場合でも、銘柄の将来性(収益構造)も見ますが・・。

 

 

その他、空売りの導入、「定性的」な分析の強化、ロットの管理、投資日記のつけ方、保有資産の管理手法、等々、本当に一から徹底的に見直しを行いました。

 

 

 

また、ちょっと違う観点としては、保有していたワンルームマンションの売却も行いました。

 

これは、資金を投資に集中させることと、数年後かもしれませんが家賃相場が下落することを想定した措置です。

 

そのため、業者を選定し、専任契約を締結して売却のための活動を行って貰いました。

 

ちょっと怖かったのですが、大きな会社ではワンルームマンションの売却などは事業の端くれで、一生懸命対応してくれない可能性があったので、小回りの利く小さな会社と専任契約を結びました。

 

これが功を奏したのか、一部の部屋は売却できました。

 

まだ売却中のものもあるのですが、初めて不動産の売却というのも経験しました。

 

 

売却額事態は、購入時とほぼ変わらないレベルでした。

 

アベノミクス前の不景気時に購入したのですが、残念ながら景気の動向とはリンクせず購入時より高い価格で売ることは出来ませんでした。

 

既に20年落ちレベルの部屋なので、家賃もさほど変わらない状況であったためか、家賃から利回りを逆算され、やはり一定レベルの価格になってしまうようですね。

 

勿論、保有期間中は家賃収入を数年分得ていますが、税金や補修作業費等々が発生し、終わってみると投資と言う観点で見ると、収益は余り芳しい結果にはなりませんでした。

 

当然、不動産も徹底的に勉強しなければダメなのでしょうが、中途半端な勉強で大きく損をすることもなくエグジットすることが出来たのは、運が良かったと考えないといけないのかもしれません。

 

一旦、不動産からは離れて、当面は投資一本で勝負していくつもりです。

 

 

長々と書いてしまいましたが、上記のようなことを自分なりり模索しつつ、日々過ごしてきました。

 

因みに、さらっと書いておきますが、現在の保有資産は数千万円代の真ん中レベルで、まだ「億円」には届いていません。

 

この先どうなっていくのか、自分でも分かりませんが、まずはこの「億」の達成に向けて、日々努力を続けていくつもりです。

 

やっと、投資手法の再検討〜試行のフェーズが終わりつつあるので、ここからは作ったルールに則って投資を実践しつつ、ルールの検証〜見直しを行っていく毎日かな〜と思っています。

 

皆様も一緒に頑張りましょう!!

 

 

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