経済的自由への道のりにおいてやっときた好景気

経験談3(やっときた好景気と破滅へのカウントダウン)

前回は、バフェットとの出会い等を通じて、投資スタイルの原型ができたところまで語ったかと思います。

 

その後も不景気は続きました。

 

相変わらず、株価は下がる一方でしたが、自分を信じ続け、毎月の乏しい給料からほんの少しづつを投資に回すという日々が続きました。

 

そして、イラク戦争や小泉政権が誕生を契機に、これまでの不景気も様相が様変わりしてきました。

 

世の中が活気に満ちてくるのが感じられ、明らかにこれまでの閉塞感に包まれていた時期とは何か違うと、素人ながらにも感じられるようになっていました。

 

そして、持っていた株式の株価は軒並み上昇に転じ始めました。

 

とは言え、そもそも新人レベルのサラリーマンが、毎月の給与からこつこつと捻出したレベルの金額しか投資できていないので、絶対額で言うと大したレベルではありませんでしたが、それでも年数百万円位の利益が出だしたのがその頃だったと記憶しています。

 

確定申告に初めて行ったのもこのころでした。

 

そして景気も上り続け、逆に何か違和感を感じるようになってきました。

 

それまで、投資には見向きもしなかった人たちが投資をはじめ、世の中でも投資が持てはやされ始めました。

 

それでも株価は上昇を続け、素人目でみてももうこれは危ないなというのが感覚的にも分かるレベルまで来ていました。

 

そのタイミングで、私は持っていた株式の大半を売りつくしましたが、それでも株価は上昇を続けたのを記憶しています。

 

その後も、数回ほど好景気は経験したのですが、当時の上昇はかなりエネルギッシュだったのを記憶しています。

 

往々にして、不景気の時も下がるときはとことんまで下がりますが、逆に好景気で上がるときもここまで上がるの?と言うくらい企業業績を逸脱して上昇します。

 

ほんの少し前まで不景気のどん底で、あれほどリスクに対してシビアだった人たちが、数年経ってしまうとこの感じです。

 

 

しかし、私の手元にあった株式は全て売りつくしてしまい、かと言って資産価値を逸脱して株価が付いていますので購入する物などありません。

 

好景気の時に困るのは、購入する対象がなくなってしまい、何もすることがないと言うことです。

 

今であれば、黙って何もしないと言う選択肢も選べますし、ベア型のETFを買ったり、ワラントを買ったり、債権を購入するなど、色々と取れる選択肢はあります。

 

しかし、当時の私はそうした知識はなく、なんだか時間を無駄に過ごしている気がしてならない毎日を送っていました。

 

早く成功したいと言う、若さゆえの功名心が、その後に壊滅的な被害をもたらすFXの投資に私を誘っていくことになるのです。

 

 

長くなりましたので、本日はここまでとさせて頂きます。

 

続きは【FXとの出会いと破滅】のページでお伝えさせて頂きます。

 

 

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