投資の失敗と損切の重要性

投資の失敗と損切の重要性とは?

投資を行う場合、短期的(数年程度)には収益を上げることが出来ても、長期的な過程でその資産を失い経済的自由への道を諦めてしまう場合がよくあります。

 

実際に投資を行っていくと、辛いことではありますが人生に数度は大きな失敗に直面することになると思います。

 

その為に大切になことは、失敗を経ても再起可能な状況を如何につくっておくかだと考えています。

 

例えば不動産投資の場合ですと、何の知識も経験もないうちから多額のローンを背負ってマンションの1棟買いをする方もいらっしゃいます。

 

それは投資効率の観点からすると、寧ろ理にかなった投資方法なのかもしれません。

 

但し、当然ですがそれ相応のリスクを背負うことになります。

 

そして、そのリスクは短期ではなく、長期間に渡って取り巻く環境が変化するなかでコントロールし続けなければなりません。

 

一方で、ローンは組まず数百万円レベルのワンルームマンションを現金で購入した場合、経済的自由への道には時間を要することになりますが、逆に破産するリスクはかなり低くすることが出来ます。

 

この場合、例え空室が長い間続いたとしてもローンの返済がないので破産することはありませんし、更に月々のサラリーマンとしての給与から管理費を支払っても暮らしていける生活設計にしておけば、投資対象が失敗だと気が付いたときであっても家族を路頭に迷わせてしまうことにはならないと思います。

 

繰り返しになりますが、投資の世界は難しいもので、念には念を入れて失敗のリスクを軽減したはずなのに、それでも経験不足からか見落としてしまった観点から失敗に直面してしまうものです。

 

以前にも触れたことがありますが、実際に筆者もFXの投資の失敗で当時の資産の大半を失うという経験をしました。

 

そして更にその損失を大きくしてしまったのは、良くない投資だと気が付きながら追加投資(追証)を払い続けるという最低最悪の対処方法を続けてしまったことです。

 

唯一良かったことと言えば、最大限の損失が資産価値ゼロに抑えておいたことで、マイナス(=人からお金を借りて返済義務が生じる状態)にしなかったことや、その失敗から多くを学ぶことが出来たことくらいです。

 

でも今になって思うのは、もう少し損失を最小限にするタイミングは沢山あったなという思いは脳裏から離れません。

 

 

投資は「複利」と言う名の魔法の力をかりて行うもので、時間が長ければ長いほどその恩恵にあずかることが出来ます。

 

しかしながら資産を失うということは、この時間軸を逆に戻ってしまうことになり、言うならば数年間を無駄にするということに他ならないのです。(経験値は活かせますが)

 

投資の失敗に気が付いたときに、損失を覚悟で撤退することには大きな痛みは伴いますが、その判断が早ければ早いほど最終的な被害は小さく抑えられます。

 

個人のちっぽけな資産で追証を払い続けながら、市場環境が好転するのを待つ状況になったら、辛いことではありますが早めに撤退することをお勧めします。

 

筆者も自分の失敗を経て感じたことは、市場は好景気でも不景気でも凡そ常識では考えられないくらいの突っ込み方をすることが多々あり、そのような環境の中で追証を払い続けながら日々のニュースに怯えながら生活するのは精神的にも良くないですし、結局はどこかの大きな波に一気に飲み込まれて損失が確定してしまうものなんだということです。

 

そこで払う必要のなかった資産や時間の損失は、複利の概念から考えると経済的自由への道のりに大きな影響を及ぼします。

 

基本的にはそのような状況にならないように、近寄らないことが何よりも重要なのですが、もしそのような状況に気が付いたら陥ってしまっていた時は、自分の過ちを認める勇気を持つことが必要だと考えます。

 

因みに、筆者が考えるFXと長期投資についての考え方についてちょっと触れさせて頂きます。

 

 

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