ETFを使って投資の幅を広げる方法
ETFはご存知でしょうか?
ETFとはExchange Traded Fundの略称で取引所に上場されている投資信託のことです。
ざっくり言ってしまうと投資信託が株式市場に上場されたようなものです!
ですから、株式投資のようにネットで気軽に売買できますし、人件費などの途中のマージンが少ないので手数料も安価となっています。
また、取引所に上場されているものですから、透明性も高い投資対象とも言えます。
このETFですが、私自身も非常に魅力的な投資対象だと思っています。
少し話がそれますが、株式投資を何年か続けて行くと、1つの悩みに突き当たります。
それは、株価が高騰している場合、購入する対象が限られてくると言う悩みです。
例えば、国内株式の現物投資とは、基本的には安く買って高く売ることによって、キャピタルゲインを得ると言うことになります。
ですから、当然ですが株式市場が高騰した時に、株式を買ってしまえば損失を被る可能性は高まります。
勿論、見落とされている株式もありますが、そうした株は限られてきます。
ですから、株価が高騰している時期は、本当に何もやることが無かったりします。
そんな時に、役立つのがETFです。
そもそもETFは、TOPIXや日経平均株価といった株価指数や、金価格などの指標に連動するように設計されています。
ですから、その連動する指標さえあれば、色々な種類のETFが作れます。
実際に、先ほども述べたようにTOPIXや日経平均株価といった国内株式は勿論のこと、外国株式など海外の株式に指標に連動するETFもあります。
また、株式だけでなく、金や石油、ガスなどの商品に連動するETFもあります。
東南アジアなどの成長が期待される市場の指標に連動するETFなどもあります。
その他として、ETFは上昇相場に投資するブル型だけでなく、下落相場に投資できるベア型(ショート型)のETFもあります。
まあ、ここ最近でベア型のETFもある程度数も増えてきましたが、米国などに上場されているETFなどと比べると、ベア型の銘柄は少ないと言った実情もあります。
ある意味、不景気を助長するとも言える、ベア型の商品を売ることに対して、証券会社等もアレルギーがあったりするのでしょうか・・・。
背景は分かりませんが、もう少しベア型の商品も充実して頂けたら嬉しいですが・・・。
このように、日本国内に限らず世界中の市場を対象に投資が可能となります。
また、世界の株価は連動を強めているとはいえ、日本の株価とは違う動きをする指標も数多くありますので、日本市場が高騰化していても、低迷している市場も存在します。
また、商品などは株価とは必ずしも違う動きもしないので、これらに投資することも可能となります。
因みに、長期投資とETFを使ったレバレッジコントロールについて、別の記事として書いてますのでそちらも参考にしてみて下さい。
何れにせよ、投資するかはさておき、ETFを上手く活用できれば、飛躍的に投資の幅が広がることは間違いないと思います。
なお、日本のネット証券の中で、ETF投資が出来る証券会社はまだそれほど多くありません。
代表的なのが、SBI証券です。
こちらは私も使っている証券会社です。
ETFの銘柄数も随時増やしており、今後も銘柄数は増えて行くものと思います。
その他として、楽天証券があります。
楽天市場や楽天銀行を使われている方は、利便性が良いかと思います。
またマネックス証券も、ETFを取り扱っているのご確認頂ければと思います。
その他方法として、アメリカなどの証券会社に、直接海外口座を作ると言う方法もあります。
その場合のメリットとしては、投資できる銘柄数は格段に増えるということがあります。
但し、当然ですが英語は最低限必要となって来ます。
また、送金方法や税金、また口座凍結時の対処方法など、日本国内の証券会社と同じようには対処できません。
日本国内のネット証券も、ここ数年でかなり銘柄数を増やしており、その流れは今後も継続されると想定されますので、まずは日本国内の証券会社を使うことをお勧めします。