株式市場で過去の高騰時における記憶
最近、株式市場が高騰してますね。
思い返してみれば、筆者も何度か株式市場が高騰している場面に出くわしました。
でも、ここ数年レベルで株式投資を始められた方は、株式の上昇相場はまだ経験されたことがないかもしれませんので、ちょっと筆者の薄れゆく記憶を思い出しながら何となく語ってみます。
大分記憶が怪しくなってきていますが、最初に出くわしたのは1990年代の最後のITバブルの頃でした。
その後、イラク戦争が2000年に入ってあったかと思いますが、その後辺りから景気回復と共に株式市場もが持ち直してきたことを記憶してます。
当時は、途中でITバブルとかはありましたが、ある偏った業種のみ景気が良いと言った感じで本格的に景気の回復を感じたのはこの頃だったと思います。
そしてその後が、当時の小泉首相の頃ですかね・・。
株式市場の面白いのは、株式市場の停滞期にはそこまで行くかと言うくらい相場も落ち込みますが、
一方で株式の上昇相場の時はその反対でそこまで行ったら危ないだろう!誰がこんなPERやPBRなのに買うの?と思っていても更に上昇し、流石にこの辺りだろうと言うところを、もう一段突っ切ったと言う感じでした。
小泉首相の頃の株式市場は正にこんな感じでしたね。
どこのタイミングで売り買いするかは、それぞれの自由なので全く口をはさむつもりはないのですが、特に上昇相場においては常に理性的な行動をお勧めします。
良くありがちなのが、下落相場では数字とにらめっこをしながら冷静に判断を下していた方も、上昇相場に入ってしまうと判断や決断が甘くなってしまうことです。
まだ上がるだろう!もう少し上がったら売ろう!と思っているうちに、景気が冷え込み株価が一気に下落するのは良くあることですが、
人間は不思議なもので、株価が下がってしまうと損をした気分になり、売るタイミングを逸して、気が付いたら含み損を抱えていたなんてことも良くあることです。
ここで含み損を得てしまえば、次の景気の循環が来る数年間は含み損を抱えたままですし、売ればその含み損が確定すると言う辛い状況となります。
あともう一つあるのは、株価が上がりきってくると、購入するに値する物が少なくなってくると言うことです。
下落相場では割安株がごろごろしてますが、相場が高騰してくると、割安株は皆無になってきます。
日本人は生真面目なのか、何かやってないと気が済まないのか、割高株を買ってしまったり、流石に長期では保有できない割高株なので、自分のルールまげて短期売買に走ったりとかしてしまうのです。
確か小泉首相の時の上昇時位だったと思うのですが、当時バリュー投資が流行っていたのですが、俺はバリュー投資なんてバカバカしいから辞めた!!なんて書き込みが良く見られたのを記憶してます。
そして結構好きだったホームページも、幾つか閉鎖されて行きました・・・。
筆者も、何かしなければと思ってオプションの勉強をしたりとかしてましたが、ちょっと自分のスタンスには合わないな〜とか悶々としているうちに下落相場に入ってました。
まあ、バフェットも言ってますが、そういう時は何もしないことです(笑)
因み、誤解しないで欲しいのですが、短期売買が良い・悪いを言いたいわけではないので、そこは誤解しないで下さいね。
最後に、投資は自己責任でお願いしますね!