株式市場におけるトレンドの読み方と成長株への投資方法

株式市場におけるトレンドの読み方と成長株への投資方法

株式投資において、成長株で大きく利益を得てみたいと思ったことがある人は多いのではないでしょうか?

 

フィリップ・A. フィッシャーやピーターリンチの書いた本の中にも、成長株について触れられているものもありますが、成長株投資で成功すると一気に持ち株の資産価値が増えますので非常に魅力的です。

 

例えば、100万円するA社の株を持っていたとして50%の利益率があったとすると、細かい税金の話などは抜きにすれば、150万円の資産を持っている状況になります。

 

しかし、これが成長株で10倍に跳ね上がれば、100万円のA社の株の価値は1,000万円になりますので、自分の資産も飛躍的に上昇します。

 

数字上では当然のことですが、投資の世界においてはこれは非常に魅力的です。

 

投資においては、得られた金を更に、更に再投資し、それを複利で運用していきますので、長期的にみるとリターンは大きく乖離してくるのです。

 

 

このように成長株ですが、どのように見つけ出すかについては色々と方法があります。

 

その中で、やはりメジャーなのは市場のトレンドを読み、成長する前に投資すると言う方法となります。

 

例えば、環境エネルギーと言うものに注目してみたとします。

 

環境分野において、二酸化炭素により引き起こされる地球温暖化は、人類にとって避けては通れない課題です。

 

従って、この問題に関するソリューションを提供する会社は、将来に渡って人類にとって必要とされる会社と言えます。

 

では、二酸化炭素を出さないエネルギーとして代表的なものに、原子力発電所と言うものがあります。

 

では、このエネルギーが将来に渡って必要とされ続けて行くでしょうか?

 

結果は分かりませんが、福島の原発問題に代表されるように、原子力エネルギーはリスクと隣り合わせなので、必要とされ続けない可能性があり得ると言う答えを導き出せます。

 

よって、投資対象としては却下とします。

 

 

次に、バイオエタノールはどうでしょうか?

 

バイオエタノールの主要な原料は、トウモロコシや砂糖などがあります。

 

このトウモロコシや砂糖と言うものについて考えてみた時、アフリカで飢餓に苦しんでいる中で中長期的には受け入れられないだろうという1つの仮定が出来ます。

 

いや、このトウモロコシや砂糖は「人が食べれないものだ!」と言ってみたところで、抵抗感を持つ人は多いと想定されるので、そのリスク分だけ投資対象としては魅力が薄れます。

 

また、国土の広いブラジルなら可能ですが、日本のように国土の狭い国では、コストパフォーマンスを考えた場合、割に合わない可能性が高そうです。

 

よって、世界のエネルギー需要が増えて行った中で、ブラジルやアメリカなどの国土での生産だけでは間に合わなくなった場合、世界のの国土は無限にあるわけではありませんので、これも何れは限界が来るだろうと仮定できます。

 

このような観点からも、却下と言う判断を下します。

 

 

では、「藻」によるバイオエネルギーはどうでしょうか?

 

確かに、「藻」は食べものと言うイメージは余りありませんので、抵抗感は薄いかもしれません。

 

また、作物を栽培できる土地と比較して、海はかなり広いので、「藻」を培養できる場所はかなり余力がありそうです。

 

因みに、バイオエネルギーは成長の時に二酸化炭素を吸収し、燃焼する時に二酸化炭素を出すので、プラスマイナスゼロで二酸化炭素は増えないと言うのが基本的な考え方です。

 

しかし、「結局のところ二酸化炭素をだしているじゃん!」と言う指摘には耐えられず、究極のエネルギー資源化と言うと、まだ疑問がある部分もあります。

 

 

では、「水素」はどうでしょうか?

 

小学校の時に実験したのを覚えているかと思いますが、水は二酸化炭素と水素で出来上がってます。

 

水を電気分解をして、水素と二酸化炭素に分解する時にエネルギーが生じるため、これは究極のエネルギーだと言えそうです。

 

まだ、技術革新やインフラの整備など、必要となることは多そうですが、中長期的には水素社会に向かっていく可能性は高そうです。

 

まして日本市場に投資する場合は、当たり前ですけど日本の会社が多いわけですから、こうした高度な技術を必要とする分野においては非常に向いている会社群が集まっている市場だとも言うことが言えます。

 

これらの考えから、水素に関する企業に投資しようと言う結論を導き出すわけです。

 

 

まあ、上記については今さらというレベルの話ではありますが、言いたかったのは水素に関連する企業が伸びそうだとか言いたいわけではなく、投資をするにあたっては自分なりに仮定に基づいて一つの結論を導き出しそれに基づいて投資するということも重要だと言うことです。

 

更に上記を分析するにあたっては、イメージで判断するのではなく、色々な機関などから出ている証拠資料や統計資料などを基に分析していくことも重要です。

 

 

なお実は難しいのは、上記の結果で言っての考え方が自分なりに導き出せても、投資対象となる会社を限定出来ないと言うことです。

 

要は、もう一段、努力をして投資対象として値する会社を見つけ出さなくてはなりません。

 

その辺りまで触れだすと、話がかなり長くなってしまいますので、今回はここまでにさせて下さい!

 

 

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