経済的自由への道のりにおけるFXでの破滅

経験談4(FXとの出会いと壊滅的な損害)

前回は、好景気で手持ちの株式を売りつくしてしまい、購入する物がなくなってしまい、悶々とした毎日を送っていたところまでお伝えしました。

 

その当時は、入社数年位のころであり、まさに若さゆえの功名心に満ち溢れていた頃です。

 

日々何もすることがなく、悶々としていた私は、ある日、FX投資というものに目を引かれました。

 

今でこそFX投資は有名ですが、その当時はFX投資など知らない人が大半と言った感じでした。

 

このFXですが、ほとんどの方はご存知かと思いますが、外貨の取引にレベレッジを掛けて投資できるものです。

 

また、2国間の金利差から得られる利益としてスワップポイントもあります。

 

なおFXの詳細は、以下のSBI証券のページ中に詳しく書かれてますのでをご参照頂ければと思います。

 

私も使っている証券・FXなどの総合口座となります。

 

 

若干話がそれましたので戻します。

 

当時はスワップポイントが非常に高く、とても魅力的な投資に映りました。

 

しかし、当時は確か120円位の円安相場であり、流石に円安過ぎるという思いもありました。

 

このように、高騰化した株式市場に投資対象も少なく、またほぼ安値で購入した株式も売りつくしてしまい、かと言って円安相場からFXも勉強はしつくしたが投資は出来ず、悶々とした日々を過ごしておりました。

 

そのような中、サブプライムローン問題が発生し、外貨市場も円高傾向に向かい、円−ドルも120円台→110円台→100円台とかなり円高傾向に向かいました。

 

 

流石に105円位になった時には、そろそろ大丈夫かなと思い、それでも念には念をということで、90円位になっても耐えられるくらい資金を持ったうえで、FX投資に踏み出しました。

 

まあ今考えれば、希望的観測で投資を行った場合は、大体の場合その希望的観測はいとも簡単に覆されます。

 

少し話がそれましたが、当時私がはまっていた「ロバートキヨサキ」の本にも、レベレッジの大切さが良く語られていました。

 

レバレッジに対しては極めて保守的ではありましたが、上手く使いこなせれば大きな武器になるだろうと思いFX投資を開始しました。

 

確か、20倍のレバレッジで投資したと記憶しています。

 

 

ところがその後も極端な円高傾向は進み、含み損はとんでもない額に膨らんでいき、それでもそのタイミングで売り払ってしまえばよかったのですが、流石に為替介入がはいるかな?とか安直なことを考え、含み損を増していきました。

 

FXの恐ろしいのは、為替レートが一定のレートを超えてしまうと、強制的に売買されてしまい含み損が確定してしまいます。

 

それを回避するためには、現金を入れ続けるしかなく含み損は膨らみ続け、いつの間にか2,000万円を近い額になっていました。

 

毎日が顔が青ざめていき、暇を見つけては携帯で為替レートを調べ、いつ回復するか分からない為替市場を見続けてはため息ばかりついていました。

 

そして、アメリカのFOMCの結果や日銀の政策、新興国の動向など、日々のニュースに一喜一憂させられる毎日で、いつロスカットされて数千万円が吹っ飛ぶか分からないという不安と、この際ロスカットされて楽になりたいなど、複雑な心境が入り乱れ、ほぼ精神的にもかなり限界に近くなってきておりました。

 

そして、周りの株式市場では株式が大暴落を始めました。

 

資金さえあれば絶好の買い時なのですが、ロスカットされないための担保として現金を入れ続けるしかなく、毎月の給与をつぎ込み続けました・・。

 

そして、ある時、自分の現金保有額を超えてしまし強制的にロスカットされてしまいました。

 

と言うのも、その頃になる流石にもう持ちこたえるのは無理だろうと言う思いが強くなっており、またこのまま給与をつぎ込み続けても、助かる見込みがなかったので、本当に辛い決断だったのですが、資金を注入するのをやめたので、その日が来るのを覚悟しながら待っていたという感じでした。

 

今でもあの日のことは鮮明に覚えています。

 

仕事が全く手がつかず、職場の皆に「どうしたの?」と言われましたが、流石に2,000万円近い損をしたとも言い難く、ただただ呆然としていたことを覚えています。

 

一方で、ここ数年間苦しみ続けた痛みから解放されたことから、反対に少し気持ちが楽になったというのもありました。

 

その日、実家に帰り、妻にそのことを伝えました。

 

そして、この日のことは、将来絶対忘れまいと強く思い、妻に自分の良い点、悪い点を率直言ってもらい、それをノートに綴りました。

 

今での、その当時のノートは残っています。

 

そして、その日を境に、このような失敗は二度としないと心に誓いました。

 

ただ、それまでの10年近くで積み上げてきた給与やボーナス、そして投資から出た利益をほとんどを失い、資産の8割〜9割近くを失った痛みは大きく、はっきり言ってこの10年近くはなんだったんだろうという思いに苛まれ続けたのも事実でした。

 

 

この経験で、その当時のノートを見返してみると、「自分で本当のリスクが分かりきれないもには投資すべきではない」とか言いいます。

 

確かに、外貨市場は、経済や政治の全ての要素が入ってくるので、分析しきることは難しいと感じております。

 

短期間なら何とかできるかもしれませんが、これが長期間を世界レベルで分析しきっていくことは、シンクタンクでも厳しいものです。

 

現在の、ETFのようにロスカットや限月が来ないものは良いのですが、ロスカットなどがセットとなる投資においては、長期投資は極めて困難さが付きまといます。

 

正直、現在においても、レバレッジを長期投資としっくりくる形で両立させるすべは私自身には見つかっていません。

 

また、ロスカットが発生する投資対象の場合は、心理的に「損をしたくない!そのうち反転する!」とついバイアスがかかってしまい考え、損を大きくしてしまう可能性があります。

 

また、損を抱えた状況であると資金を手元に置いておかざるを得ず、別の投資機会を失ってしまう恐れもあります。

 

とは言え、FXの投資が一概にダメと言っているわけではありません。

 

今であれば、FXを含むCFDはある程度はコントロールする自信はあります。

 

但し、レベレッジはかなり低く抑えます。

 

しかし、間違えなく言えるのは、レバレッジは諸刃の剣であり、プラスに生じると利益は大きいのですが、逆に扱いを間違えるととんでもないしっぺ返しを食らいます。

 

何よりもレバレッジというものをよく理解し、ご自身の置かれた状況を理解したうえで使えるならば、恐らくものすごく強い武器になるのだと思います。

 

私が失敗したのは、経験が乏しい中で、単純にスワップポイントに目がくらんでしまったというところに、敗因はあったのかなと感じています。

 

株式投資でもそうですが、スワップポイントや配当、株主優待など、本来の注視すべきものから違うものに目がくらんでしまうと、失敗の確率は高まりまる物だと考えます。

 

これらの経験を通し、投資のスタイルの見直しの必要性を強く実感させられました。

 

 

なお、誤解の内容にお伝えてしておきますが、レバレッジ自体が悪いと言いたいわけではありません。

 

レバレッジはうまく使いこなせば非常に大きな力を発揮します。

 

マンション投資などもいわばレバレッジ投資で、しっかりとコントロールすれば非常に大きな投資対象を手に入れることが出来ます。

 

その一方で、先ほどもお伝えしましたが、しっかり理解をしない状況で進めてしまえば大きな損失を被る可能性があるのも事実です。

 

そのため、FX投資を始めるにあたっては多くFX業者のサイトを確認し、その特徴や内容を理解する必要があります。

 

ご参考までに、いくつかのFX業者等のサイトをご紹介させて頂きますので、しっかりと比較検討をされた上で始められることをお勧めします。

 

なお、私が使っているのはSBI証券です。

 

初心者〜上級者まで安心して取引できるのはSBI証券!

 

国内株式投資からFX投資、外国株式投資、eワラント、ETFなどが出来ますので、基本的には現在の日本で行える投資の大半が可能となります。

 

個人的にもこちらのSBI証券がお勧めだと思います。

 

 

長くなりましたので、今回はここまでにします。

 

続きは、【FX失敗を経て投資を見つめ直す】になります。

 

 

 

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