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成長株投資と割安株投資はどちらが良いのか?

成長株投資と割安株投資は、どちらが良いのだろうか?

 

中長期投資を実践されている方は、こんなことを一度くらいは考えたことがあるのではないでしょうか?

 

極論を言ってしまえば、「成長株を割安な時に買う」これが正解なのでしょうが、それではつまらないので、今日は成長株投資と割安株投資について少し触れてみたいと思います。

 

 

そもそも割安株投資ってなにというところですが、誤解を恐れず物凄く単純に言ってしまえば、本来の価値を下回る価格となっている株式を購入し、適正価格になったら売ることによってキャピタルゲイン等を入手する投資といえるかと思います。

 

例えば、イメージでいうとパソコンが欲しいなという人がいたとします。

 

今、パソコンは安いものは数万程度で買えてしまいますので、適正価格がいくらかと言われるとスペックや使用年度等の様々な要素によって変わってくるかと思います。

 

但し、これが100円で売っていたとすると、これは明らかに安いのではないでしょうか?

 

100円で買えれば、誰かに3000円位で売れるかもしれません。

 

そうすれば、2900円の儲けがでます。

 

ただ、ここで注意なのは、もしかするとこのパソコンはすでに壊れているかもしれません。

 

その場合、撤去費で寧ろお金がかかってしまう可能性もあります。

 

その場合は、100円でも高いということになります。

 

割安株投資も同じような感じで、購入した株式の価値を分析し、適正価格から明らかに安いものを購入すれば、いずれ世の中に価値が気が付かれて適正価格に戻るだろうという考え方です。

 

 

一方で、成長株投資は、その会社の成長性を見越して安いうちに買っておき、その会社の成長に伴って株価も上昇することを見越して投資する方法です。

 

当然、世の中に気が付かれないうちに成長性を見越して購入できればBESTです。

 

但し、そう簡単にはいかず、既に成長性が株価に織り込まれて高くなっている場合が大半です。

 

この場合、更に期待を上回って成長すれば大幅な株価の上昇が見込めますが、一方で成長が想定以下の場合、仮に利益が順当に増えていっても株価が下がるといった事態も生じます。

 

 

 

若干、前置きが長くなりましたので、成長株投資と割安株投資の説明はこのあたりにしておきます。

 

 

で・・・、結局、あなたはどちらがお勧めなの?

 

そんな声が聞こえてきそうなので、少し私の経験から至った考えについて触れてみたいと思います。

 

 

私も投資を始めてから、かれこれ十数年は経っておりますが、その大半は割安株投資をメインに実践してきました。

 

その間、株式市場は急騰したり暴落したり、幾つもの山谷を見てきました。

 

当然、不景気で株式市場が下振れしている時期は割安株はゴロゴロしており、相場の谷のような時期に割安株を買って放置しておけば数年たてば、一定程度は儲かるという状況でした。

 

ただ、こうした投資は1つの悩みに直面します。

 

景気の上げ下げは、時期にもよりますが、数年レベルで上げ下げが繰り返されます。

 

先ほども述べましたが、景気が下げている局面では割安株は沢山対象となるものがありますが、一方で景気が上昇してしまうと割安株が殆ど見つからなくなってしまいます。

 

そのため、私が取った方法は「海外株式」「株式以外の投資対象(=例えば商品、債券とか)」といったように、日本の景気とは非同期の投資対象を探すことでした。

 

これによって日本が好景気の時でも、投資対象は広がったのですが、なかなか思うように行かない部分も数多くありました。

 

例えば、海外の株式投資は、当然、為替も考慮に入れる必要があり、海外株式で儲けても為替で利益が飛んでしまうといったこともあります。

 

また、私はETFを用いることが多いのですが、ETFの場合、例えば「高機能素材」関連株として一つのバケットに盛り合わせて価格連動商品として販売していたりします。

 

この場合、対象となるものが多すぎて、正直分析しきるのが困難といった問題が生じたりします。

 

その他にも、分析時に語学の壁と言った問題も生じます。

 

外国語が堪能な方はうらやましい限りですが・・・。

 

 

まあ、こんな事情もあって、日本の好景気時に購入するものがなくなるというのを、完全に回避できる万能薬とはなりませんでした。

 

そのため、基本に立ち返り、上記と並行して「小型成長株投資」を実践するようにしました。

 

小型成長株投資の良い点は、景気循環の影響は余り気にせず、企業価値の上昇に連動して株価の上昇が見込めることです。

 

そのため、純粋にその企業の業績や将来性を分析して投資をすることが出来ます。

 

東証一部に上場している大企業の場合は、セグメントが幾つもあり、将来価値の分析がとても難しいのですが、小型株の場合は事業範囲も限られており将来の分析が比較的容易だったりします。

 

そして、何よりものメリットは、割安株に比べて株価上昇時の上がり幅が大きくなるものが多いです。

 

運が良ければ、5倍、10倍株に巡り合えたりもします。

 

 

色々と書いてしまいましたが、「成長株を割安で買う」、これに勝るものはありませんが、やはり割安株投資家成長株投資家どちらをお勧めするかと言われれば「成長株投資」をお勧めしたいと思います。

 

その方が、景気の動向等の余分なことを考えずに、会社の事業や成長性・財務状況等について、真正面あから向き合うことが出来、特に投資を始めて日が浅い方には特にお勧めだと思います。

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