長期投資におけるレバレッジコントロールとETF投資

ETFによる長期投資とレバレッジのコントロール方法

今回の記事は、前回の記事の続きとなります。

 

ですので、前回の記事をまだ読まれていない方は、こちらの記事から読まれた方が話の流れがわかり易いかと思います。

 

 

さて、前回の続きですが、長期投資とレバレッジ投資は両立では、極めて相性が悪い金融商品が多いと言うところまでお話しました。

 

そして、今回は長期投資とレバレッジ投資をどのように両立させているかについて触れてみたいと思います。

 

 

結論から言ってしまうと、ETFを使って長期投資とレバレッジ投資を両立しています。

 

このETFについては、数年前から日本でもかなり流行っており、今ではかなりメジャーな金融商品と言えるかと思います。

 

改めて説明しますと、ETFとはExchange Traded Fundの略称で取引所に上場されている投資信託です。

 

ざっくり言ってしまえば、投資信託が株式市場に上場されたと思って頂ければ良いかと思います。

 

例えば日経平均株価に連動するETFであれば、日経平均の株価に連動してETFの価格が推移していくことになります。

 

そして日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの指数は勿論のこと、海外株式指数、金や原油の商品価格などに連動する様々な商品など、その対象は様々です。

 

 

このETF、私にとっては非常に魅力的なのですが、その観点が分かりますでしょうか?

 

それは、「限月がない」と言うことです。

 

言ってしまえば、日経平均株価に連動するETFだろうと、金の指数に連動するETFだろうと、株式のチャートのように価格が推移していくだけで、商品取引のように1年後に反対売買をが必要と言うことはないのです。
ですから、株式投資のバリュー投資のように、本来価値と明らかに乖離が生じた時に購入し、本来価値に戻ったら売るという投資スタイルが可能となります。

 

そして、その対象が国内株式だけでなく、海外株式や商品に至るまで幅広いジャンルで取引が出来るのです。

 

更に、ETFはブル型だけでなく、ベア型の投資も可能です。

 

ブルとは牛が角を突き上げるイメージですので上昇で利益を出すことを目指すことで、ベア型とはクマが爪を振りかざすイメージをして貰えば良いかと思いますが下がることで利益を目指すものです。

 

ですから、株式でベア型を行いたい場合は、空売りなどが必要でしたが、このETF取引では株式投資の逆パターンのような取引が容易に出来るという訳です。

 

 

そして、この記事の本質に迫りますが、このETFにはレバレッジ型のETFもあります。

 

つまりこのレバレッジ型のETFであっても、本来価値と明らかに乖離が生じている場合は購入し、本来価値に戻るまでひたすら所有しておけば良いと言う投資が可能となるのです。

 

 

 

ただし、世の中はそれほど甘くなく、このETF投資にも不十分な点がいくつかあるのも事実です。

 

例えば、このレバレッジ型ETFの場合、日本の証券会社から売られている銘柄は、種類が限られておりそれほどありません。

 

また、現状ではそのレバレッジも2倍程度です。

 

ですから、安全運転には極めて適していますが、少しリスクを取って投資を行いたい場合には少し物足りないと感じるかもしれません。

 

 

もちろん、これにも回避策はあります。

 

そもそも、このETF取引はアメリカなどの海外の証券会社の方が盛んに取引がされています。

 

そして、その銘柄数も日本とは比較になりません。

 

ですから海外の金融会社に口座を開いて投資を行うと言う方法もあります。

 

 

しかし、こちらにもまたデメリットも存在します。

 

まず直ぐに想像が出来るかと思いますが、海外の口座ですので外国語での取引が基本となります。

 

香港やシンガポールでの金融機関では、日本語の対応をとりおこなっているところもありますが、原則として英語が必要となってくることが多いのも実情です。

 

また昨今の状況では、海外への不正送金の防止や、所得を隠すことを防止するためなど、色々な観点から現地に住んでいない人の口座開設を制限する事象も増えてきています。

 

また、資金を一定期間動かさないと口座が凍結されてしまい、現地に行かないと凍結解除できないなどの事象も発生しています。

 

数多くの銘柄に投資できるチャンスが広がる一方で、こうしたリスクについても良く踏まえた上で、取り組まれる必要があります。

 

 

なお、現在もETF取引を行ったことがない方は、まずは日本の証券会社を通じて投資をされるのが良いかと思います。

 

私がETF投資で使っている証券会社は、SBI証券!!です。

 

現状の国内の取り扱い会社の中では、取扱銘柄も多いのでお勧めではあります。

 

その他としては、楽天証券マネックス証券などがあります。

 

ただし、まだ取り扱っている証券会社が少ないと言うのが実情ではあります。

 

日本の証券会社には、是非、銘柄を増やす取組みの強化を期待したいところではあります!!

 

 

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