外国株式の購入と為替変動

外国株式の購入と為替変動

株式投資を実施していく中で、外国株式投資を理解することは、とても大切なことだと思います。

 

外国株式投資といっても、安く買って高く売るという基本的な部分はかわりません。

 

実際に外国株へ投資するかどうかはさておき、世界の市場には日本市場よりもそのタイミングにおいて高い経済成長を期待できる国・地域が存在します。

 

筆者として、何よりも魅力に感じているのは、日本市場の株価が高騰しているタイミングでも、外国株式は安価に留まっており、依然として買い場であるという場合もあるからです。

 

確かに最近の世界経済の動向を見てみると、各国経済は密接に絡まっており、景気の循環も同じように推移することも少なくありませんが、実際のマーケットの動向を見ていると、国や経済圏によって、市場の割安・割高感が異なっていることも少なくありません。

 

株式は、結局のところ買ったタイミングで、勝敗の大半は決定していると言っても過言ではないと思います。

 

そういった意味で、購入タイミングが分散できるメリットは投資を行う上では、非常に重要な意味を持っていると思います。

 

 

さて、この外国株式の購入にあたっては、原則として日本円を外貨に換金してから外国株式を購入すると言う手順になります。

 

従いまして、もし円安の時に外貨に換えてしまい、円高の時に日本円に戻してしまうと、せっかく稼いだキャピタルゲインが為替によって、幾分か相殺されてしまいます。

 

これでは元も子もありません!

 

然しながら、外国株式が割安なタイミングと、円高は必ずしも同じタイミングで来るとは限りません。

 

その為、将来に外国株式を実施したいという強い思いがある場合は、円高のタイミングで当該国の通貨に事前に換金しておくのも1つの手だと思います。

 

長期投資で考える場合、外国株式の株価上昇のタイミングで、円安に振れれば、キャピタルゲインに加えて為替差益も得られることになります。

 

ただ、悩ましいのは、割安感はいつどのタイミングで起きるか読みにくく、下手をすると数年間外貨を放置する形になり、資産の投資効率の低下につながってしまうことにもなりかねません。

 

また、同じ通貨であれば外国株式や外国債券を売却した際の売却金を、外貨のまま外貨建MMFの購入に回すことは出来ますが、やはり運用益はあまり期待されない方が良いと思います。

 

このように外国株式投資をする場合は、外国通貨と日本円をどのように保持すべきかということについても、自分なりの考えを持っておく必要があります。

 

 

 

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