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株主優待や配当狙いの株式投資は大丈夫なのか?

最近、株主優待や配当狙いで株式投資を行う方が増えていますね!

 

感覚論ですが、株式市場が好況になるとこのような投資が増えてくるようにも感じます。

 

そもそも、景気がどん底の場合は株式投資などは見向きもされなくなりますので当然と言えば当然かもしれませんね。

 

さて、今日は「株主優待や配当狙いの株式投資は大丈夫なのか?」と言った内容について触れてみたいと思います。

 

 

まず、この配当や株主優待ですが、株式投資においてどのようなメリットがあるのでしょうか?

 

当然ですが、配当はインカムゲインを得ることがが出来ます。

 

配当や株主優待は、権利日に株式を保有していれば、後日、受け取ることができます。

 

株主優待も、図書カードなどを配っている会社もありますし、売却も可能化もしれません。

 

配当はわずか数パーセントかもしれませんが、資金量が大きくなってくると数パーセントといえども馬鹿にできないものになってきます。

 

このように、資産拡大に寄与するという、大きなメリットを享受ずることができます。

 

また、株主優待や配当を期待して株式を買ったり、長期保有したりする株主も居ますので、その株式が人気化したり株価が安定するといった効果も期待できます。

 

会社側としても、株主優待や高配当によって知名度を上げて株価を上昇させ、増資や株式交換によるM&Aなど、会社成長のための戦略として株式優待や高配当を使っている場合もあります。

 

その他にも、株主優待や配当に市場が気が付いておらず、株価に反映されていないと判断し、これらの株主優待や配当を株価上昇のカタリストとして判断するといった投資法もあります。

 

 

なんだか、良いことばかりに聞こえてきますね・・・。

 

では、あなたが株式を購入する際に、株主優待や配当に重きをおいて投資をしていいるのですか?

 

こう聞かれたとすると、私は「NO」という答えとなります。

 

理由としては、以下のようなものとなります!

 

 

そもそもですが、私が株式に投資をする場合は、小型成長株を基本的な投資対象としています。

 

これらの小型成長株は、業績が成長することが使命として課されているような会社です。

 

当然、成長が鈍化したり、成長の見込みがなくなった場合は、容赦なく株価も売りたたかれてしまいます。

 

ですから配当に回す金があるならば、企業成長のために投資をして、株価を上昇させて株主に報いて欲しいと思っています。

 

勿論、大企業で成長がある程度鈍化しているような会社の場合は、安定した配当を出して欲しいとは思います。

 

 

また、配当利回りも、会社にもよりますが平均的にはは数パーセントの程度となるかと思います。

 

当然ですが、20%や30%を配当してくれるはずもありません。

 

ところが、株価は常に変動しますが、20%や30%の変化も珍しいことではありません。

 

仮に3%くらいの配当を貰うために株式投資をして、20%も株価が下落してしまったら投資した意味が無くなってしまします。

 

勿論、毎年安定した金額の配当を出す会社もありすが、多くの会社が業績によって配当額を変動させます。

 

当然、好業績の時ほど高配当を出す可能性が高いわけですから、特に好景気に配当狙いで株式投資をしてしまうと、景気が冷え込む→業績が悪化→株価が下がって含み損が出る→配当も少なくなる(場合によっては無配当になる)と言った負のスパイラルに陥る可能性が出てきます。

 

こうした理由から、私は株主優待や配当は株式投資を行う上で、余り判断材料にすることはありません。

 

 

 

余談ですが、昔、株主優待狙いでタスコシステムという会社に投資したことがあります。

 

記憶がある方もいらっしゃるかもしれませんが、そば居酒屋の「高田屋」を展開していた会社ですね!

 

株主優待として、カニなど豪華な海鮮の冷凍食品が送られてきたりしてました。

 

しかし、その後、この会社は倒産してしまいました。

 

後日、「株券」が私の家に送られてきました。

 

初めて、株券を目にしたのですが、今でも自分への「戒め」としてその株券は取ってあります。

 

 

とは言え、株式投資の手法は人それぞれですから、株主優待や配当を目的に投資をするというのも否定するものではありません。

 

ただ、投資初心者に「株主優待を楽しみながら、投資を始めてみては如何でしょうか?」

 

と言った謳い文句をたまに見たりします。

 

ただ私は、初心者こそ株主優待狙いで投資をするのば避けた方が良いと思っています。

 

配当額を株価の算出根拠にしたり、高配当や株主優待を、企業価値に気が付かれるカタリストとして判断するなどの手法があることも否定しません。

 

ただ、これらの手法はどちらかと言うと、ある程度株式投資の基本を理解してきた人が、寧ろ応用として株式投資の判断材料の1つに使うものだと思ってます。

 

投資初心者は、資金量がそれほど豊富ではないはずです。

 

そもそも小遣い程度の金を稼ぐためであれば、株式投資のようにリスクのあるものは辞めた方が良いです!

 

ですから、初心者で株式で一旗揚げてやろうと思うのであれば、ある程度リスクを取りつつ勝負をかけていかなければなりません。

 

そうなると、配当は安定はしているが株価の大幅な上昇が見込み難い大企業は、投資対象から外れる方向になるかと思います。

 

小型成長株は、大企業と比較して株価の上限も激しいですから、配当だけを判断材料に投資などしてしまえば、あっという間に株価の変動で配当額を上回る損失を出してしまう可能性が出てきます。

 

目の前の利益に惑わされることなく、その意味(株主優待や配当の)を冷静に分析し、自分の投資に合致するものか見極めていく目が重要なのだと思います!

 

 

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