長期投資におけるレバレッジと限月やロスカット

長期投資におけるレバレッジと限月との関係性とは?

投資を長く行っていくと、どうしても避けられない感情として、そこから得る利益を大きくしたいと言うものがあります。

 

損失は避けたいわけですが、利益を大きくするための手段自体は極めてシンプルです。

 

1つ目は、投入するが額を大きくすることです。

 

投資対象からの利益率が同じであれば、当然ですが投入した金額が大きいほど、得られる金額の絶対額は増えます。

 

多くの投資ファンドなどが、投資資金を募っているのはこのためです。

 

しかし、これは投資に対する一定の信頼感があるファンドや機関投資家などでなければ、資金を提供してくれる人などいません。

 

余りお勧めはしませんが、家族の資金を投入するといったような方法は可能そうです。

 

また、サラリーマンやOLであれば給与から投資に充てる金を大きくすると言った方法も可能そうです。

 

しかし、どちらの方法もある程度で限界があります。

 

 

投資資金を増やすことが、なかなか難しいとなると、取れる方法は利「益率を高める」と言う方法となります。

 

例えば、1000円を株式に投入したとして、100円リターンを得られれば10%の利益率です。

 

これを200円のリターンに出来れば、当然ですが投資から得られる利益率は大きくなります。

 

 

こレらを実現する方法自体は色々とありますが、その中で投資効率を極めて高く出来る手段として「レバレッジ」を使うと言う方法があります。

 

例えば、1000円で株式を買ったとして1100円になれば、細かい手数料等の諸経費を考えなければ100円のキャピタルゲインが得られます。

 

しかし、レバレッジが2倍であれば同じ100円の株価上昇でも、100円ではなく200円のキャピタルゲインを得ることが出来ます。

 

もし、このレバレッジが20倍であれば、2000円の利益を得られることになります。

 

こうなってくると、元々の投資額を上回るキャピタルゲインを手に入れることが可能となって来ます。

 

これがレバレッジの効果であり、抗いがたい魅力でもあります。

 

 

因みに、今日はお話ししたいことから完全に話がずれますが、投資で破産する場合の多くの原因がこのレバレッジによるものです。

 

ある意味、株式の現物投資などは、損失の最大値が投資資金までです。

 

1000円を投資し、投資した会社が潰れてしまっても1000円の損失が最大値です。

 

個人の投資レベルでは、固定費などはほとんど不要でしょうから、投資資金を全て失ったとしても破産する可能性はほぼありません。

 

しかし、これがオプション取引などになると、手法を誤れば損失は青天井ですから、毎月の給与や貯蓄でそれらの損失を穴埋めできなければ破産しか方法はありませんn。

 

また、こうした投資を使うようになる際には、ある程度、投資額も大きくなっているでしょうから、その損失も非常に大きくなりがちです。

 

レバレッジはコントロール出来れば利益も大きくなる半面、失敗した場合の損失も当然大きくなります。

 

実際に私自身も、レバレッジ20倍がコントロールできず、相当大きな損失を出した経験があります。

 

その辺りついては、こちらのFXとの出会いと破滅のページに書いてますので、ご参考にして頂ければと思います。

 

レバレッジを最初に使う場合には、最大損失が投資額になるように設計し、倍率や投資額も少ない状況で始められることをお勧めします。

 

 

だいぶ話がそれましたので戻します。

 

このレバレッジのコントロールについてですが、私も長いこと悪戦苦闘してきました。

 

私の投資の基本スタンスは投機投資なのですが、このレバレッジ投資につきものの「限月」と言うものが極めて長期投資とフィットしないのです。

 

この限月は誤解を恐れずにざっくり言いますと、1年後など決まった時期に自動的に反対売買されてしまう期限のようなものです。

 

例えば株式投資などであれば、1年後には株価は上がるだろうと思って購入したとしても、景気が回復せず株価が逆に下がったとしても気にする必要はありません。

 

バリュー投資の場合、本来1000円の価値があるはずのA社の株式が500円で売られている時に購入し、市場がその価値に気付き正しい株価が反映することによて利益を得ることになります。

 

ですから、あくまでも企業価値が1000円であり続けるならば、500円のA社株式は売らずに持っていれば、いずれ見直されるだろうと言うスタンスでの投資が可能となります。

 

しかし、ここに限月の考えが入ってくると、この投資の前提が崩れてしまいます。

 

当然この取引は1年後に反対売買されてしまいますので、1年後にその対象商品などの価格動向がどうなるかを見極めなければなりません。

 

5年後位に、価格がどちらの方向に動くかとと聞かれれば、ある程度の確率で当てられる可能性は高いと思います。

 

企業価値であれば、それ位の期間があれば、気づく人も多く出てきて見直される可能性も高まります。

 

また、経済動向であっても政府などによる政策の結果も、数年単位であればある程度、経済動向などに反映されてきます。

 

よく、こうした数年後の動向は、株価などに織り込み済みと言われますが、これらの織り込み方誤って織り込まれることが往々にして起こります。

 

こうした誤りも、数年と言う期間を経るとかなりの精度で見直され、正しい価値水準に回帰します。

 

 

しかし、1年後といわれると、これらが世の中で見直されるの十分な時間かと言われると、少し期間としては短いように感じます。

 

もちろん、こうしたものは明日に気が付かれ正しい商品価格などに見直される可能性もありますが、1年と言うレベルであるとその他の要因に押され、想定するような価格に回帰しないことが往々にしてあります。

 

まして、数か月レベルであればなおさら困難です。

 

 

では、長期投資とレバレッジ投資は両立は困難と言いたいのかと言われそうですが、数年前くらいにやっとしっくりくる投資方法が見つかりました。

 

もちろんその方法についても、デメリットはあります。

 

 

今日は、そこまでお話しようと思ってましたが、長くなってしまったので一旦ここで切らせて頂きます。

 

続きは早々に書くつもりです。

 

 

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