投資で資産を失わないことがなぜ重要なの？
投資を行う場合に、最も重要になってくるのが資産を失わないことです。
ごく当たり前のことだが、これが非常に難しいのです。その際に重要になってくるのが確実性のある投資を行えるかどうかが重要となってきます。奇をてらった、賭けのような投資を行っていては資産を失ってしまう可能性が高いからです。
若干ずれた話になってしまいますが、昔の戦争における戦術の大原則は、敵に倍する兵力と火力を予定戦場に集めて敵に圧倒することでした。名将と言われる人達は、日頃からこのような有利な状況に持ちこめるよう研究し、それが困難な場合においても、内に外にあらゆる駆け引きを行い確実な勝利を獲得してきました。
日本におけるよい例が、織田信長だと思います。信長の凄味は、彼の生涯におけるスタートを「桶狭間における奇襲作戦」で成功したにもかかわらず、その後は自分の成功体験を模倣せず、圧倒的な物量でもって勝負を決してきたことにあります。
日本人の好みとして、小部隊を持って大軍を翻弄し撃破することに美徳を感じる部分があるのかもしれませんが、本来の戦上手とは、勝ち易い敵に勝つ勝ち方を実践するん者のことを言うのだと筆者は考えています。
投資においてもそれは同様で、いかに儲かる確率性の高い物に投資できるかが重要であり、逆に勝てば利益も大きいが、負ければ大きく資産を失うような勝負は避けるべきです。投資を行っていて、数倍、数十倍になったという大成功を収めた時に陥りがちなのが、感覚が麻痺してしまい、小さな儲けでは満足できなくなってしまうことです。
実際に筆者も、儲かれば利益の大きい投資を行ったことがありますが、結果として甚大な被害を被ったことは以前説明させて頂きました。まだ読んでない方は、こちらの筆者の失敗談)からどうぞ！。まあ、今となっては良い経験？なのかもしれませんが・・・。
限りなく勝てる(収益を上げられる)と言う確信が持てない限りは投資は控えるべきであり、大化け株に賭けてみたり、良くわからないものを買うようなことも控えられた方が良いと筆者は考えます。
しかしながら、それでも失敗してしまうのが投資であり、事前に失敗した際にどのようにしたら良いのか学んでおく必要があります。