投資をするにあたっての基本事項とは?
投資を実施するにあたっては、ぜひ覚えておいて欲しいことがあります。
それは、「価値あるものを安く買う」と言うこです。
不景気のどん底では、市場はある種のパニックに陥り、市場はヒステリーで満たされ、とんでもない額まで売り込まれることが多くあります。
ニュースでは連日、「年初来最安値!」等のキーワードが並び、皆市場から逃げ出し始めたら、まさに買い時です。こうした時に株式を購入しておけば、大損することは少ないと思います。
簡単に言ってしまえば、「株式は安く買って高く売る・・」、これが大原則なので、如何に安く買うかと言うことが、まず何よりも心掛けないといけないことなのです。
しかし、ここで気を付けないといけないことがあります!
それは、安いということだけで株式を購入してはいけないということです。永久に安いままで、価値を生み出さず、やがて紙切れになってしまう可能性もあるからです。
価値があって安いものを買うべきで、かつ、その価値に他の人が近い将来に多くの人が気付くであろう「変化」が生じることが分かっているならば、直ぐにでもその投資対象物を所有(購入)すべと考えます。
企業における価値を算出するにあたっては幾つかの方法がありますが、代表的的な方法は、その会社が将来にわたって毎年どれだけのキャッシュフローを稼ぎ出すかを計算し、その値を現在価値に割り引いて算出する方法です。
ただここで重要なのは、このキャッシュフローを単に財務諸表からの計算だけで終わらせず、その企業のビジネスが理にかなった形で、キャッシュフローを生み出せる構造になっているか調べることです。
もしビジネス構造が難しく理解できないのであれば投資は控えることです。「価値があると思う」という感覚だけで投資を行っているのは危険です。価値があると分かったと言えるまで調べることが成功への近道です。
もしご自身で得意なビジネス分野があるならば、ビジネス構造自体も理解し易いと思いますので、そういった企業から始めてみるのも良いかもしれませんね。